『リヴァイアサン』岩波文庫版を読む(4)
第4部: 暗黒の王国
第44章: 聖書のまちがった解釈からくる霊的暗黒について
頁 | 内容 |
---|---|
17 | 暗黒の王国とはなにか |
18 | 教会はまだ完全に暗黒から自由になっていない |
19 | 霊的暗黒の四つの原因 |
20 | 神の王国についての、聖書のまちがった解釈からくる、諸誤謬 |
21 | たとえば神の王国は現在の教会であるということ |
22 | そして法王がかれの代理人[ヴィカー]であるということ |
23 | そして牧者たちは聖職者であるということ |
25 | 聖別を魔法ととりちがえることからくる誤謬 |
28 | 洗礼の諸儀式における呪文 |
29 | および、結婚、病人の見まいにおいて、および場所の聖別について |
29 | 永遠の生と永劫の死を誤解することからくる諸誤謬 |
32 | たとえば、煉獄の教義、魔よけ、聖人よびだし |
33 | 前述の諸教義のためにひきあいにだされた諸本文は、すでにこたえられている |
34 | ベザがそれにもとづいて、キリストの王国は復活においてはじまったと推論した本文へのこたえ |
36 | マルコ・9の箇所の説明 |
38 | 法王の権力を擁護するための、他のいくつかの本文の悪用 |
38 | 聖書における聖別のやりかたは、魔よけをともなわなかった |
40 | 聖書によって、人間の魂の不死性が本性[ネイチャー]によるものであることは証明されず、恩寵によるものであることが証明される |
45 | 永遠の拷問とはなにか |
47 | 煉獄を支持するためにひきあいにだされた諸本文のこたえ |
49 | 煉獄を支持する新約聖書の箇所へのこたえ |
53 | 死者のための洗礼は、どう理解されるか |
第45章: 魔物学およびその他の異邦人の宗教の遺物について
65 | 魔物学の起源 |
67 | 古代人たちの魔物たちとはなにか |
67 | どのようにしてその教義がひろがったか |
67 | ユダヤ人たちによってどこまで受容されたか |
69 | なぜわれわれの救世主は、それを抑制しなかったのか |
70 | 聖書は霊たちが無形だとはおしえてはいない |
74 | 悪鬼たちをおいだす力は、原始教会におけるそれと、おなじではない |
75 | 異邦人の流儀の、もうひとつの遺物、すなわち、映像崇拝は、教会のなかにのこされたのであって、もちこまれたのではない |
77 | 映像を支持するようにみえる一定の本文へのこたえ |
77 | 崇拝とはなにか |
78 | 神聖な崇拝と政治的な崇拝との区別 |
80 | 映像とはなにか。諸幻影 |
81 | 諸擬制[フィクションズ] |
82 | 偶像崇拝とはなにか |
88 | つまずきとなる偶像崇拝 |
90 | ケルビンと真鍮の蛇による議論へのこたえ |
92 | 空想を絵にかくことは、偶像崇拝ではないが、それらを宗教的崇拝に悪用することは、偶像崇拝である |
94 | 偶像崇拝が、どのようにして教会のなかにのこされたか |
95 | 聖者たちの叙列 |
95 | 祭司長の名称 |
96 | 諸映像の行列 |
97 | 点火されたろうそくとたいまつ |
第46章: 空虚な哲学および架空のいいつたえから生じた暗黒について
105 | 哲学とはなにか |
105 | 慎慮は哲学の一部分ではない |
106 | 虚偽の哲学はなにも、哲学の一部分ではない |
106 | 超自然的な啓示も同様である |
106 | 著者たちへの信用にもとづいてえられた学識も、同様である |
106 | 哲学のはじまりと進歩について |
108 | アテナイ人のあいだでの哲学の諸学校について |
109 | ユダヤ人たちの諸学校について |
110 | ギリシャ人たちの学校は有益ではない |
111 | ユダヤ人の学校は無益である |
112 | 大学とはなにか |
113 | アリストテレースの形而上学から、宗教にもちこまれた諸誤謬 |
114 | 抽象的本質に関する諸誤謬 |
120 | 停止している今 |
121 | おおくの場所にあるひとつの物体と、ひとつの場所に同時にあるおおくの物体 |
122 | 重さの原因が引力であるというような、自然哲学にける諸背理 |
123 | すでにつくられた物体のなかにいれられる量 |
123 | 魂の注ぎこみ |
123 | 現出の遍在 |
124 | 意志することの原因である意志 |
124 | 神秘的な原因である無知 |
125 | 一方はものごとを不一致にし、他方は不一致性をつくる |
125 | 私的欲求が公共的善についての規則 |
126 | そして合法的な結婚が不貞だということ |
128 | そして、民衆的でないすべての統治は圧制だということ |
129 | 人びとではなく法が統治するのだということ |
130 | 良心を支配する諸法 |
132 | スコラ神学者のことば |
133 | 伝説からくる誤謬 |
134 | 理性の抑圧 |
第47章: そのような暗黒からでる利得について、およびそれがだれに帰属するか
139 | ある事実によって利得をうけるものは、その本人と推定される |
139 | たたかう教会は神の王国であるということは、ローマの教会によってはじめておしえられた |
141 | そして長老会議によっても支持された |
142 | 無謬性 |
142 | 司教たちの臣従 |
143 | 僧職者の免除 |
143 | 聖なる人びとおよび聖化という名辞 |
143 | 結婚の聖礼化 |
144 | 祭司の独身 |
144 | 秘密の告白 |
144 | 聖者叙列および殉教者宣告 |
144 | 化体、贖罪、赦免 |
144 | 煉獄、免罪、外面的なわざ |
145 | スコラ神学 |
145 | 霊的暗黒の創造者たち、かれらはだれであろうか |
150 | 法王制と妖精の王国の比較 |
総括と結論
リヴァイアサン(ラテン語版)への附録
第1章: 二ケア信仰箇条について
第2章: 異端について
第3章: リヴァイアサンに対するいくつかの反論について
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