「アーメン」とはどういう意味でしょう?
キリスト教のお祈りで最後に「アーメン」と言っていますよね。そもそも「アーメンとはどういう意味なのでしょうか。
アーメン(Amen)とは、通常は、和訳されることなく、そのままの音で「アーメン」と表現されていますが、どうしても日本語で書きたいときは、「げにかくしかあらせたまえ(実に斯くしかあらせたまえ)」「かくしかあらせ給え」「かくあらせ給え」「まことに」「そのとおり」などのように表現されているようです。また、英語での意味は "so be it "となっています。
wikipedia:Amen
これに関して、参考となる引用をあげておきます。平たく言うと、「アーメン」=「かならずそうなりますように」で良いようです。
旧約聖書において「信じる」にあたる動詞は「ヘエミーン」であるが、その原意は、ただ「信じる」(他人の言葉を保証なしに受け容れる)に尽きるものではない。ヘエミーンの語根は、アーメンの語根、また「真理」と訳される語エメトの語根と同じである。この語根は、たしかなもの、きっと成長するもの、その成就を信頼待望できるものを意味する。こうして「アーメン」とは「必ずそうなります」という同意と「必ずそうなりますように」という願いをあらわす。また真理[エメト]とは、歴史的事実の中に必ず成就すべきもののことであり、したがって神の言葉や約束や意志はエメトと呼ばれる。そして信ずると訳される動詞ヘエミーンは、神は必ず歴史的事実の中に約束を成就する力と誠実さを持つと信じ、神に信頼し、さらにその成就に主体的に参与することを誓う意味である。
(P137-138, 清水書院 『人と思想63 パウロ』 八木誠一 著)
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